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CASE STUDIES
Viot by Salon  | 乗田敦史 | 東京・銀座

4年連続、カミカリスマのトリートメント/ヘッドスパ部門受賞サロン。リンク導入からの変化とこれまでの軌跡を辿る。

 リンクを導入し、すでに4年目を迎えるSalon銀座が、2022年8月に2号店Viot by Salonをオープン。4年連続で、カミカリスマのトリートメント/ヘッドスパ部門を受賞し、幅広い年齢層のお客さまから絶大な信頼と人気を誇る両サロン。Salon銀座の店長を経て、現在は、Viot by Salonの代表としてチームを引っ張る乗田さんに、リンク導入から4年を経て感じる変化や、新店舗運営にかける意気込みをお伺いしました。

お客さま自身が自分の変化に驚く

-2018年の導入から4年が経過しました。リンクを使ってくださっているお客さまの髪の変化について教えてください。

リンクの発足と同時期から導入していたこともあり、初期の頃はノウハウも少なく、使いこなせていなかったので不安定でした。今では、毎月酸熱をやってくださるお客さまの髪は、変な戻りがないですし、ハイライトを入れていてもパサパサすることもなく、きれいにキープできています。先日、お客さまから「数年前の写真を見てびっくりしたの!」と言われたんです。お客さま自身も自分の変化に驚いているようで。特に、縮毛矯正をしないで、リンクだけで髪が整うことを喜んでいただいています。

フルフラットで上質なサービスを受けられるシャンプーエリア

「前髪酸熱」などの部分的に酸熱をするスペシャルメニューを展開

-この4年間で、リンクメニューの提案で変わってきていることはありますか?

リンクの酸熱が気に入ったお客さまは、定期的にやりたい方も多く、ちょっとした中毒性があります(笑)。ただ、継続して長期間施術をしていくと、効果が持続していて酸熱をするまでもない良いコンディションの時もあるんです。そんな時は、お客さまに説明をした上で、さらに良い髪の状態を目指して、リンクの他のメニューを提案したり、組み合わせを変えてみたりして調整しています。
また、部分的に酸熱を取り入れるスペシャルメニューもよく提案させていただきます。前髪のうねりをおさめるためだけの「前髪酸熱」や、どうしてもクセが強くて酸熱だけではおさまりきらない場合は、何回かに1度のペースで、弱い縮毛矯正を組み合わせたりすることもあります。過去に髪が切れた経験や、傷みが気になるので、できる限り縮毛矯正をしたくない、というのがお客さまの本音。そのリクエストを汲みながら、デザインと髪の状態のバランスを見て、酸熱を上手く取り入れるようにしています。

前髪酸熱メニュー : +3,000円
前髪縮毛メニュー : +5,000円

髪質改善は、20代のお客さまに人気。

-お客さまからのリクエストで最も多いものは何ですか?

圧倒的に「ツヤ」ですね。髪の毛がきれいに見えることを求めていらっしゃいます。元々、Salon銀座からのお客さまも多いので、きちんとしていること、美しさは必須です。その中でも、新しい店舗では、20代後半から30代が中心で、デザインカラーも多い。特に、ハイトーンカラーなどのデザインをするお客さまほど、ヘアケアを重視する傾向があります。髪質改善は、20代の若いお客さまにも人気で、カット、カラー、パーマ、そして、髪質改善と、一つのメニューとして確立しています。
さらに、髪質改善をした後の仕上がりを継続するために、ホームケアに興味を持つお客さまも増えました。ドライヤーを変えてみたり、シャンプーを変えてみたりと、明らかにヘアケアへの意識が変わってきています。

「店販が売れなければ、美容師として伸びない」

-ホームケアのおすすめ方法を教えてください。

リンクのホームケアの1番人気は、集中トリートメントです。毎日でも使いたい、というお客さまもいらっしゃるほどで、まとめ買いされる方も多くいらっしゃいます。

linkリモートケア
(お持ち帰り用 集中トリートメント)
10g(4パック入り)

サロンでトリートメントを施術したお客さまにお持ち帰りいただく集中トリートメント。CMC成分を補い、うるおいのあるもちもちとした質感をキープします。

linkアシッドPPTリモートケア
(お持ち帰り用 集中トリートメント)
10g(4パック入り)

サロンでトリートメントを施術したお客さまにお持ち帰りいただく集中トリートメント。PPT成分を補い、弾力のある質感をキープします。

わかりやすい鉄板トークというものがなくて・・・すみません(笑)。さらに、これを言ってしまったら、とは思うのですが、僕は「店販が売れなければ、美容師として伸びない」と思っているんです。この言葉は、スタッフの店販講習の時には必ず伝えます。
お客さまは、信頼している美容師のお勧めは試してくれます。どれだけ自分が美容に熱く、詳しいのかを表現することや、お客さまから支持していただけるように自分自身を磨くこと。美容師は、技術だけでは売れないし、人間力も大切です。

人間性やセンスを表現して、信頼へつなげる

-ところで、乗田さんのインスタグラムは、美容師さんぽくないな、という印象を持ちました。初期の頃と比べて変化している気がするのですが・・・

美容師としてインスタを運用するのであれば、文字を入れたり、作ったスタイルをアップしたり、いわゆる美容師さんらしいインスタが集客には向いているのかもしれません。ただ僕は、「この人ってどんな人なの?」という人間性や、センスを表現したいと思って続けています。ホットペッパーなどで、どんなスタイルを作るのかは見えますし、あらゆる場所で同じ表現をする必要はない気がするんです。まだ試行錯誤ではあるし、正解かどうかはわかりませんが、インスタでは、1人のアーティストとして表現することで、お客さまとのコミュニケーションが弾み、信頼関係が育まれたらいいなと思っています。

壁一枚で居心地の良い空間とホスピタリティを提供。

-2022年8月にオープンされたViot by Salonのコンセプトを教えてください。

「ハイカジュアル」をコンセプトにしています。例えば、ロンハーマンやbillsのような、カジュアルだけど洗練されていて、ホスピタリティもしっかりしているサロンです。15年前にオープンしたサロン銀座のコンセプトは「メトロエレガンス」。Salon銀座とは、壁を一枚挟んで隣り合わせで、スタッフは行き来することができますが、それぞれのお客さまにとって居心地よくリラックスしていただけるような空間を目指しています。

壁一枚を挟んで異なる世界観を演出。

いつまでもフレッシュでいたい。

-最後に、Viot by Salonの代表として、乗田さんがサロン運営で大切にされていることを教えてください。

若手が辞めないサロンが一番強いと思うんです。だから、1年生、2年生、3年生のマインドにもっと寄り添いたくて、自分がフレッシュで、老けないようにしたい。ここ数年では、お店の中で誰よりも遊んでいると自負していますし、落ち着かないように心がけています(笑)。時には、1年生と休みの日に飲みに行ったり、釣りに行ったり、買い物にも行ったりして、後輩たちと一緒に過ごす時間は幸せですね。いずれは、銀座に色んなテイストのサロンが展開できたらいいなと思っています。若いスタッフたちが実力をつけて、さらに新しいチャレンジをしたいと思った時に、受け入れられる場所がいくつかあれば辞めなくてすむんです。同じ会社で、同じ街の中で行き来できることが理想です。
一方で、Salon銀座には、美容業界の第一線で活躍を続けるレジェンドたちがいます。長くこのサロンで働き続けることの素晴らしさを見せてくれている大切な先輩たち。その先輩たちがこれからも居心地よく働けるように、そして、その姿を見て若いスタッフたちがずっと働きたいと思う会社になるように、これから、この会社に相応しいシステムを整えられたらと思っています。

(取材・文 / 鈴木美穂)

Viot by Salon|乗田敦史

美容師歴15年。Viot by Salon代表。幅広い年齢層のお客さまに支持され、上品でお洒落なヘアに定評がある。髪質改善メニューのスペシャリストでもあり、4年連続カミカリスマを受賞。一般誌の取材、撮影を多数こなす。

東京都中央区銀座3-9-19 吉澤ビル3F

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