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CASE STUDIES
ACQUA omotesando | 古本慶次 | 東京・表参道

たった4人ではじめた「髪質改善チーム」がサロンを変えて、より強いブランドに。

2年前、リンクの導入と同時に立ち上がった「髪質改善チーム」の初代メンバーとしてチームに貢献し、今年8月にはACQUA omotesando の店長に就任した古本さん。髪質改善チームの具体的な活動内容をはじめ、シャンプーのソムリエ資格を持つほどヘアケアへの興味が高く、研究熱心な古本さんがハマったリンクの魅力や、とっておきの裏技についてもお話しいただきました。

髪質改善チームがコロナ禍の不安を払拭

-リンクの導入と同時にスタートした「髪質改善チーム」。このチームが作られた理由と、古本さんが参加することになった経緯を教えてください。

髪質改善チームが発足したのは、2020年9月。コロナ禍でなかなか思うように営業ができず、スタッフたちも不安を抱えていました。僕も、当時まだ売り上げが安定していない状況で、色々と模索していた頃。会社から、全スタッフに「やってみないか?」という声がけがあり、これだ!と思って自ら手を挙げてメンバーになりました。実際に活動が始まり、リンクのことを知れば知るほど楽しくなりましたね。売り上げも安定し、今では自信につながっています。

-髪質改善チームの活動内容を教えてください。

発足当初は、チームメンバー4人がリンクを使いこなせるようになろう!という目標のもとに活動をしていました。最初は座学もあったので、2週間に1度のペースで勉強会を行いました。その他にも、1週間ごとにモデルさんの経過チェックをするなど、リンクの講習に加えて、自主的に課題を作って検証することを続けています。
今年の8月には「髪質改善チーム発表会」を行いました。モデルのデモンストレーションを行いながら、それぞれの施術のポイントを解説したり、スタッフからの質問に答えたりして、これまでの活動の成果を、全社スタッフに還元する機会になりました。

発表会の様子が紹介されたNEXT LEADER 2022 9月号

リンク導入後の5つの変化。

-リンクを導入して髪質改善チームを結成後、何が変わりましたか?

実感できる変化は5つあります。まず1つ目は、僕の売り上げが2倍になりました。2つ目は、サロン全体のトリートメント比率がアップしました。これは、チームメンバーだけではなく、スタッフ向けの勉強会の成果だと思います。3つ目は、顧客化につながりやすくなりました。酸熱トリートメントでは、新規のお客さまにも必ず最低3回は続けてきてもらうように説明をしてご来店いただきます。その3回の中で、お客さまとの関係性が深まり、顧客化につながってきています。4つ目は、カットやカラーで狙ったデザインができるようになりました。カラーは、ベースの髪がサラサラで塗りやすくなり、塗布量も抑えられ、施術時間の短縮にもつながっています。さらに、お客さまの中には、これまで伸ばすことができなかった方が伸ばせるようになり、新しいヘアスタイルにチャレンジできることも喜んでいただいています。そして5つ目は、嬉しいことに、髪質改善チームのメンバーが増えます(笑)。4人でスタートしたチームが、これから15人になる予定です!

アシスタント1年目のメンバーが輝いた!

-リンクを導入して変わったことはありますか?

実は先日、アシスタント向けの勉強会を開催したところ、想定以上に人数が集まりました。そこで見ていると、アシスタント1年目のメンバーたちがとてもイキイキとして喜んでいたんです。彼らは普段、シャンプーがメインなので、お客さまにもモデルさんにも直接施術することはできません。ただ、この時は、モデルさんに施術ができて、失敗を恐れる必要もない。その経験がとても嬉しかったようです。彼らは、もう既にバックでスタイリストのアシストをして、リンクを積極的に提案してくれています。

チームの知見をスタッフ全員へ還元

-今後の髪質改善チームが目指すゴールは何ですか?

これからは、チームメンバーが知見を増やすために深く学んできたことを、全スタッフに広く伝えて、全員がリンクをしっかり提案できるようになることが目標です。ただ、これが一番難しいと思っています。いろんなスタッフがいて、興味の有無もそれぞれですし、酸熱への先入観を持っている人もいます。僕自身、このチームに参加する前までは、髪質改善、酸熱トリートメントに疑問があって、ストレートパーマばかりを提案していましたから、その気持ちも理解できるんです。やはり、自分の中でしっかり理解して納得しないとお客様には勧められない。だからこそ、まずは知ってもらえるようにどうしたらいいか、ということが大きな課題だと思っています。

残留色素を除くための酸熱トリートメント

-たくさんの独自レシピがあるとお聞きしました。古本さんのとっておきの裏技を教えてください。

ハイトーンカラーをしたいお客さまで、ブリーチを2、3回繰り返した後に暗めのカラーをして濁りがあり、ダメージも進んでいる方には、その濁りをとるために“酸“の配合量を少し多めにした酸熱トリートメントを施術。その後に、カラーをすることを提案しています。酸熱トリートメントをすることで、ブリーチなしでキレイなハイトーンに近づけられますし、ケラチンも補給されるので髪も丈夫になり、手触りもよく仕上がるんです。最近はこういうお客さまがとても多くて、喜ばれる施術です。ちなみに、塩基性カラーの場合は色素が抜けないので、その見極めには注意が必要です。

<古本さんイチオシの酸熱トリートメントの使い方>

  • ハイトーンカラーにしたい
  • 過去にブリーチ履歴あり
  • ブリーチ後に暗めのカラーをして濁りがある
  • ダメージが進み、これ以上ブリーチをすると断毛する 



    “酸”の配合量を多めにした酸熱トリートメント→カラーリング

その他には、ブリーチの前処理で“3+”を加えることも多いですし、くせ毛を徹底的に伸ばしたい一方で、柔らかな質感を求めているお客さまには、ストレートパーマの前処理として“1”(水分)を補給して柔らかさを出し、2液を流した後に後処理として、“2”をつけてなめらかな質感に仕上げます。必要に応じて“2+”をつけることもあります。

アクアというチームを活かしたサロンづくり

-今年の8月から表参道店の店長になられたばかりの古本さん。店長としてサロンを引っ張っていくにあたり大切にしていることは何ですか?

店長になった時にみんなの前でも伝えたのですが、僕は「スタッフが辞めない店作りをしたい」と思っています。今は、風の時代とも言われ、個人で独立したり、フリーランスになったりすることのメリットが大きく伝えられていて、スタッフが辞めやすい時代ですが、こういう会社、アクアというチームだからこそできることがあるし、そのメリットを最大限活かせられるサロンにしたいんです。例えば、体調を崩したら誰かが代わってあげたり、困っていたら助けてあげる。スタッフ全員で盛り上がることもできる。それは、一人ではできません。

僕は入社時から店長になりたいと思っていて、念願叶って店長になりました。先頭に立ってみんなを引っ張るというタイプではないのですが、何かをみんなでやるのが好きなんです。今のアクアは、ベテランと若手で二極化していて、様々なギャップが生まれやすい環境でもあります。僕は、ここでパイプ役になることで、みんなで一丸となって、アクアを盛り上げていけたらと思っています。

(取材・文 / 鈴木美穂)

ACQUA omotesando|古本慶次

美容師歴8年。ACQUA omotesando店長。アクア「髪質改善チーム」の初代メンバー。シャンプーのソムリエ資格を持つほどヘアケアへの興味が高く、研究に勤しみ、リンクの独自レシピを多数開発。業界誌、一般誌の撮影・取材の実績多数。

東京都渋谷区神宮前5-2-14 ゲートスクエアビル2F

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