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CASE STUDIES
UNO  | 杉下総一 | 神奈川・川崎

業務委託サロンのリンク採用による効果とは。これまでのイメージを覆す業務委託サロンの取り組みを紹介。

2019年に独立して、hair salon UNO 新百合ヶ丘を出店し、現在は、若葉台店、南林間店、伊勢原店の4店舗を展開している杉下さん。生涯美容師が続けられる環境づくりと、スタッフのやりたいことを大切にするサロン経営は、業務委託サロンでありながら一体感のあるサロンとして、積極的な出店に注目が集まっています。今回は、業務委託サロンでどのような形でリンクを活用しているのか、さらに、リンクを採用したことによるサロン全体の変化などについてお伺いしました。

トリートメントをカットやカラーのように習得する

-リンクを導入した経緯を教えてください。

このサロンは、正社員が2名、業務委託が16名、パート2名で構成されています。大手業務委託サロンから独立して、以前と近い形でスタートし、しばらくして、柳田が入社すると、「このサロンの売りはなんですか?」と質問されたんです。“10歳若返るサロン”をモットーに営業していましたが、当時のトリートメントメニューは、松竹梅の3種類しかなかった。それでいいのかと考えて、代理店さんに相談し、リンクに出会いました。
「トリートメントをカットやカラーのように勉強したことはありますか?」と聞かれたのは衝撃でしたね。まだまだ勉強できることがあるんだとワクワクしたのを覚えています。今では、スタッフと契約する際に、リンクのディプロマを取る流れができていて、アシスタントも含めて、ディプロマ取得は全員が必ず通る道になっています。

スタッフたちは、家族も含めてみんな仲良しなのがUNOの魅力。

業務委託サロンだと感じさせない一体感

-業務委託サロンだとお伺いして驚きました。業務委託サロンだと感じさせない雰囲気づくりのために何かしているのでしょうか?

UNOは、いわゆる皆さんが想像するような業務委託サロンのイメージとは異なるかもしれません。このサロンでは、委託であっても製品勉強会や、ミーティングへの出席を承諾してもらうことが条件になっています。スタッフは、自分の売り上げに直結することへの時間や労力の投資は惜しまず、むしろ、お客さまのために学ぼうと積極的に参加してくれます。委託だからこその個々の独立性が、とてもいい形でパフォーマンスに繋がり、サロン全体の一体感も生み出せているのではないかと思います。

すべてを“リンク”ひとつで完結できる

-リンクの強みは何だと思いますか?

いくつかありますが、まずは、バックアップが違うことでしょうか。ディプロマの試験でも、赤ペン先生は厳しいですし(笑)、システムトリートメントや毛髪理論だけではなくて、店販の売り方もみっちりと教えてくれます。これまで、トリートメントを導入するときは、導入した時が一番ピークで、そこからモチベーションが下がるイメージだったんですが、リンクは、学べば学ぶほど、使いこなせば使いこなすほど提案の幅が広がっていきます。他には、全ての施術にリンクを絡められることも強みです。トリートメントだけではなく、処理剤としても活用できるので、カウンセリングをしながら、必要なものを補うようにしています。また、カウンセリングを通じて、お客さまと一緒に施術の内容を決められるのもいいですね。仕上がりへの実感値も上がって納得感が強くなりますし、お客さまの髪の毛への関心も高くなっています。最終的に、1つのブランドで全てを完結できることがリンクの1番の強みだと思っています。

リンクの強み=“リンクですべてを完結”

  • 導入前、後のバックアップの手厚さ
  • すべての施術にリンクを絡めることができる
  • トリートメントレシピをカウンセリング時に、お客さまと一緒に考えられる
  • 当日の仕上がりが他ブランドと比べても圧倒的に良い
  • 次回来店時のお客さまの髪の質感が良くなっている

縮毛矯正の中間処理剤として活用

-お勧めの処理剤としての活用法を教えてください。

縮毛矯正の中間処理剤としてリンクを活用しています。通常の処理剤は、様々な成分が一式になっていて、処理剤として使うこと以外はできません。リンクの場合、番号ごとに成分がシンプルに分けられているので、足りないものを必要な分だけ補うことができるんです。例えば、毛先が硬くてやわらかさが欲しい場合には「2+」を、うるおいを足したい場合には「3+」と「1+」をプラスするなど、中間水洗の時に調整しています。正直、3万円レベルの仕上がりになるので、お客さまにはとても喜ばれていますね。また、スタッフの意識も変化してきていて、トリートメントメニューだけではなくて、処理剤としてもさらに活用していくために、新しいメニューも増やしています。

トリートメントリピート率80% に。

-リンク導入後、何が変わりましたか?

数値で言うと、客単価は2000円アップし、トリートメント比率は、店舗によっては60%のところもありますが、全店舗平均では40%になりました。また、トリートメントのリピート率が80%と、高い確率でリピートしてくださっています。さらに、店販比率も1%から10%にアップして、全体的に売り上げアップを実現しています。

即実感できる簡単ケアで、トリートメントへのハードルをなくす

-お客さまにトリートメントに興味を持ってもらうための工夫は何かしていますか?

トリートメントに疑問を持っているお客さまには、お流しのタイミングで「0」と「2+」をつけてあげます。これは、トリートメントへのハードルを低くして、興味を持ってもらうためのアイデアで、お客さまには「この仕上がりは3日しか持たないよ」とお伝えしています。すると、この仕上がりが1ヶ月続くトリートメントはどんな感じだろう、と自然に興味を持ってもらえるのです。その後、3STEP、5STEPと試していただき、リピートにつながっています。リンクの導入時は主に3STEPを提案していましたが、現在では、5STEPが定番メニューになっています。

hair salon UNO 伊勢原店のモダンな外観。

スタッフのやりたい!を大切にするサロンづくり

-杉下さんがサロンを運営する上で、大切にしていることは何ですか?

UNOは、生涯美容師が続けられる環境づくりと、一人一人の美容師がやりたいことをやることができる会社を目指しています。そのために、多種多様な働き方や、スタッフのやりたい!を実現するために、様々な形での出店を続けています。
スタッフ一人一人の得意な技術や考え方、アプローチは異なります。だからこそ、スタッフたちの「何かをやりたい!」という言葉を発せる環境、実現させることを大切にしたいと思っています。やりたいことをプロとして仕事にするのは、楽しい反面、苦しさや難しさにも直面していきます。しかし、そこでスタッフがやりがいを感じて頑張れば、そのままお客さまへのサービスにつながり、お客さまとの信頼関係も強くなってファンが増えていく。ファンのお客さまがスタッフをより成長させてくれて、UNOも成長していくことが理想です。
頭蓋骨矯正スパや、エステ、オリジナル商品などもすべて、スタッフから出てきた「やりたい!」を実現したサービスです。そして現在は、髪質改善トリートメント専門店や、スパ専門店などの実現に向けても準備を進めています。また、2024年には、サロン兼練習場を作る予定や、新卒、中途アシスタントの採用もしていきたいと考えています。スタッフたちのたくさんの「やりたい!」の実現に向けて、これからも準備に邁進していきます。

(取材・文 / 鈴木美穂)

UNO|杉下総一

美容師歴20年。2019年に独立。hair salon UNO 新百合ヶ丘を出店し、現在は、若葉台店、南林間店、伊勢原店の4店舗展開中。生涯美容師が続けられる環境づくりと、スタッフのやりたいことを大切にするサロン経営は、業務委託サロンでありながら一体感のあるサロンとして、積極的な出店に注目が集まる。

神奈川県伊勢原市桜台2-1-32 リードンハイツ 1F

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