1席のみの完全マンツーマンサロンで提案する、ドライヤーだけで再現できるヘアスタイルへのこだわり。
スキばさみを使わず、ドライヤーで再現できるヘアスタイルにこだわる、1席のみのマンツーマンサロンを経営するNOW hair/makeの高橋さん。リンクは、発売初期の2018年から導入し、マンツーマンサロンでありながらハイレベルな技術力により、トリートメント比率は50%以上、月間の店販売り上げも10万円以上をキープし続けています。今回は、早速使いこなしている新製品「0+」の魅力や、リンクの人気メニュー、そして、高橋さんが今のサロン経営で大切にしていることなどをお伺いしました。
他のトリートメントの浸透力が上がり、コスト削減に
-すでに新製品「0+」を活用してくださっていますが、使用感はいかがですか?
シンプルに、5ステップにプラスして使うのがとてもいいです。「0+」を使うことで、その他のトリートメントの浸透力が上がり、これまで以上に仕上がりの効果を感じています。さらに、トリートメントの伸びが良くなるので、結果的には、トリートメント全体の原材料費も抑えられます。他には、カラーの前処理として使うことで、カラーの浸透力が高まり、2-3分短縮できていますし、ホットパーマ系のワインディングローションとしても活用しています。しっかりカールが入る、でも仕上がりの髪やカールは硬くならない、というバランスが絶妙です。
link やわらかリキッド 0+
メルトウレアは、主に尿素・柔軟成分から構成され、毛髪に柔軟性と保湿効果を与え、毛髪補修成分を髪の深部にまで浸透させます。
さらに、剥がれかけて凹凸になったキューティクルを整えます。
非結晶型セラミド(保湿成分)は、毛髪に柔軟性と保湿効果を与えます。
アルギニン(浸透促進・補修成分)は、浸透力を高め、毛髪を補修します。
酸性ストレート x リンク髪質改善トリートメント
-リンクを使った人気レシピを教えてください。
毎月来れなかったり、時間が担保できないお客さまには、「酸性ストレート x リンク髪質改善トリートメント」を提案しています。流れとしては、前処理で1、1+をつけて(新生部にはつけない)、中間処理で3+を4倍希釈して塗布し、ドライ、アイロンをします。その後、2液の塗布後のプレリンスの後に、シャンプー台で2+と4を1:2の割合で混ぜてアフター処理します。しっかりクセも伸びて、質感も柔らかくて持続効果が高いので、お客さまにとても喜ばれています。
「4」番をバッファーとして使う
-リンクの中でお気に入りの薬剤はありますか?
「4」番が好きですね。バッファー剤として活用しています。カラー、例えば、アッシュ系、グレー系は流した後に4番をつけると、カラーの持ちもいいし、柔らかくなるんです。4番というと、リンクの中ではハリコシを出すイメージだと思いますが、普段コテやアイロンを使わず、日々きちんとケアを続けて髪の状態が良く、もともとの髪が硬くない方には、とても相性の良い使い方です。また、硬くなりそうなお客さまの場合は、4に「2+」を追加することで、同じような効果を得られます。
link リアクション PPTクリーム4
その他の有効成分:ブドウ種子 / フラーレン など
扱いやすい=ドライヤーで再現できるスタイル
-インスタを拝見していると「ナチュラルスタイル」が定番のようですが、お客さまから最も多くリクエストされることは何ですか?
ご紹介以外の新規のお客さまは、ほとんどがインスタを見てきてくださっています。そこでリクエストされるポイントは主に3つ「ツヤがあって、やわらかくて、扱いやすい」ことです。僕は、この中で特に「扱いやすい」ことを重視していて、“扱いやすさ=ドライヤーで再現できるスタイル”にこだわっています。街を歩いていると、実際に再現性のあるスタイルは、そう多くはないと感じています。朝忙しいライフスタイルを送っている人たちに、コテで巻くことで再現できるヘアスタイルを提案しても、お客様自身でなかなか再現できませんよね。僕は、これまでも、そして、これからもドライヤーだけで再現できるスタイルを追求していこうと思っていますし、その提案にはリンクが必須だと思っています。
重すぎず、軽すぎず。なんじゃこりゃって思いました
-さて、リンクを初めて使った時の印象を教えてください。
僕が初めてリンクを使ったのは、リンクが出てすぐの頃でした。当時、フリーランスで美容師をしていて、トリートメントを探していたんです。ダメージ補修だけではなくて、そもそも、髪の毛自体を強化できたり整えたりするものがないかとディーラーさんに問い合わせていたところ、リンクを勧められて。話を聞いたときは、正直怪しいと思って、一度断ったんですよね(笑)。でも、もう一度強く勧められまして。その後に、メーカーからリンクを立ち上げた目的や想い、使用方法の説明を聞き、サンプル対応を特別にしてもらいました。
実際に使ったときには本当に驚きましたね。重すぎないし、軽すぎないし、なんじゃこりゃって思いました(笑)。当時のリンクは、今のようなラインナップではなかったので、シンプルに1,2,3,4をつけて、高圧スチーマーにあてて3〜4分置くというステップで試しましたが、それでも十分納得できる結果でした。
お客さまにとって何が大切か
-高橋さんはもともとトリートメントやヘアケアに興味があったのでしょうか?
美容師になってすぐ、地元北海道のサロンで働きました。当時はカリスマブーム真っ只中で、技術をやるなら東京に行くしかない!と思って上京したんです。この頃は、雑誌に載ることがステータスだと思っていましたね。そんな時に、当時の師匠(トレンドサロンから独立されたカリスマ美容師)が、お客さまの傷んでいる髪を見て、ヘアケアについて細かく丁寧に説明をしていたんです。それをお客さまたちが心から喜んでいる姿を目の当たりにして、価値観が変わったというか、ケアの大切さを実感しました。
ヘアケアのアドバイスは処方箋
お客さまは、担当美容師からヘアケアのアドバイスを求めています。サロンでのトリートメントもそうですが、ホームケアについてもしっかりアドバイスをしています。お医者さんが処方箋出す様に、ヘアケアアドバイスはまさにお客さまにとっての処方箋。出さないことの方が不自然ですし、きちんとお客さまの髪に向き合っていることの証でもあると思っています。
サロンにきたお客さまは、一生担当します
-高橋さんは、お一人でサロンを経営されていますが、大切にしていることはありますか?
お客さまを笑顔で帰したい。ここにいらっしゃったお客さまは、自分が一生担当するつもりで施術しています。これまで、4店舗展開するサロンで、2店舗の統括ポジションも経験し、1日に何人ものお客さまを担当していた時期もありました。ただ、その時に、お客さまから「高橋くんを指名しているのに、ほとんどやってくれないのね・・」と伝えられたことをきっかけに、一人でやる決心をしたんです。お客さまの時間を削って来ていただいているからには、責任を持って向き合いたい。お客さまには「気に入らなかったらはっきり言ってね」とも言っていますし、僕が気に入らない、仕上がりに満足できなかった場合は、正直に伝えてやり直すようにしています。とことん話をして、共有して、一生付き合えるような信頼関係を築いていく。この気持ちを日々大切にしていきたいと思っています。
(取材・文 / 鈴木美穂)
NOW hair/make | 高橋ナオヤ | 東京・外苑前
美容師歴23年。スキばさみを使わず、ドライヤーだけで再現できるヘアスタイルにこだわる、1席のみのパーソナルサロンを経営。お客さまのクセの状態、髪質を徹底的に検証し、扱いやすい髪に導くハイレベルな技術に定評がある
東京都渋谷区神宮前3-42-2 VORTⅢ外苑前2F K区画
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